実際のスライダーの動きは、プレビュー/公開ページでご確認ください
国際派鍼灸師養成塾 WEB版

日本が誇るShinkyuの世界規模の普及を目指す

Shinkyuの普及を担う国際的な人材の育成を図る

今、日本のShinkyuが、世界各地で求められています。
日本のShinkyuを学びたいと考える医療の専門家も増えています。

日本のShinkyuには、丁寧、繊細、清潔などの優れた特徴があります。
それは、日本と日本人の特性によって磨き上げられた、日本が誇る特有のShinkyuです。

私たち日本人の鍼灸師には、このようなShinkyuを世界に広める使命があります。
そして、その使命を果たすためには、それを担う国際的な感覚を備えた一流のShinkyuのプロフェッショナルの育成が必要となります。

国際な感覚とは、地球規模の大きな社会性です。
社会性とは、己を知り、他を知って、お互いを理解し合うことです。

一流の国際派鍼灸師とは、世界に通用する高度な知識と技術を身に付けたShinkyuの専門家です。
そして、それを伝えるための一定の英語力も必要です。

世のため、人のため、世界のため、Shinkyuの総合力で世界に貢献する。
目指そう! 本物の国際派鍼灸師!


メッセージ動画

塾長からのメッセージ

一般社団法人健康美容鍼灸協会 会長
国際派鍼灸師養成塾 塾長
北川 毅(きたがわ たけし)

国際派鍼灸師養成塾は、世界における日本の Shinkyu の普及とそれを担う Shinkyu のスペシャリストの育成を目的として組織されました。

私は、2010年より、アジア最高峰のヘルスリゾートであるタイのチバソム・インターナショナル・ヘルス・リゾート(Chiva-Som International Health Resort)にゲストセラピストとして招聘されて、定期的に2週間程度の限定で、鍼灸治療と美容鍼灸の施術を行ってきました。また、やはり、2010年頃より、海外の鍼灸関係者から技術講習の要請を受けるようにもなりました。そこで身をもって知ったことは、化学薬物や外科的手術に依存しない東洋の伝統医学と鍼灸は、西洋の現代医学を相補代替するCAM(Complementary and Alternative Medicine)として、世界各地で高く注目されているということです。そして、丁寧、繊細、衛生的であるなどの理由から、日本の Shinkyu は、潜在的に強く求められています。

つまり、私たちが誇る日本の Shinkyu には、世界規模において、潜在的に大きな需要があるということであり、日本人の鍼灸のスペシャリストである私たちには、Shinkyu を世界に普及させる使命があると考えています。同時に、将来において、世界中の鍼灸の専門家に対し、Shinkyu に関する教育を行うことのできる人材を育成することも必要となります。このような実情から、このページでは、私たちそれぞれの経験に基づき、私たちの活動と考え方、海外における日本の鍼灸の現状、鍼灸に関係する英語のことなどについての情報を発信していきたいと考えています。

国際派鍼灸師養成塾 講師陣

塾 長
北川 毅
Takeshi Kitagawa
世界のKITAGAWA
副 長
鈴木 洋
Hiroshi Suzuki
地球規模で活動するトレーナー鍼灸師
講 師
田沼 智子
Tomoko Tanuma
セルビアが尊敬する日本人鍼灸師 
講 師
マクギバン 美登利
Midori McGivern

ニューヨークを拠点としてShinkyuの発信に取り組む

講 師
マクギバン 美登利
Midori McGivern

ニューヨークを拠点としてShinkyuの発信に取り組む

国際派鍼灸師養成塾 相談役

中田 吉彦
Takeshi Kitagawa
欧州日本人医師会副会長 イタリアが尊敬する日本人開業医
カルロス チャパ
Carlos Chapa
アメリカ鍼灸界のゴッドファーザー

HHBSAからのご提案

Shinkyu という用語を積極的に使って行きましょう

海外では、鍼灸という言葉を表現することに非常に苦労します。鍼灸に関する用語として、英語には “acupuncture” という言葉がありますが、この言葉は「鍼」という意味で、「鍼灸」のうちの「灸」を伴っていません。一方、灸を意味する英語の言葉には “moxibustion”という言葉があり、鍼灸を英語にすると“acupuncture and moxibustion”という長い言葉になります。そして、「日本の鍼灸」を英語にしようとすると、“Japanese acupuncture and moxibustion”と、さらに長い言葉となるため、海外で活動をする時には非常に苦労します。そこで、まずは、 “acupuncture and moxibustion”という長い言葉をどうにかしなければ、日本の鍼灸に対する認知を世界に広め、普及させることは難しいであろうと、私たちは考えています。

そこで、私は、日本語の「鍼灸」という言葉を、そのまま”Shinkyu”として採用することを考え、海外の仕事では、実際に”Shinkyu”という言葉を用いています。”Shinkyu”はもともと日本語の言葉ですから、ことさら”Japanese”を付ける必要もありませんし、「日本発」を強調したい場合に、”Japanese”を付けたとしても”Japanese Shinkyu”という比較的に短い言葉で表現することができます。 このような着想から、私たち、一般社団法人健康美容鍼灸協会(Holistic Health Beauty Association)は、”Beauty Shinkyu”と ”Japanese Beauty Shinkyu”(JBS)という造語を造り、日本のShinkyu(鍼灸)Beauty Shinkyu(美容鍼灸)に対する認知を、世界各地の専門家に広げるための啓発活動に取り組んでいます。

国際派鍼灸師養成講座スタート

まずは自己チェックをしてみましょう

  • 鍼灸という用語を英語に訳せますか?

  • 世界中のどこへ行っても、自信を持って鍼灸の施術を行うことができますか?

  • 自分の鍼灸院に、英語で電話がかかってきたらどのように対応しますか?

  • 日本の鍼灸と中国の針灸の違いを説明できますか?

  • 他国由来の鍼灸に比べて、日本の鍼灸の優れたところは何でしょう?

  • 経絡と経穴について、英語で説明できますか?

  • 何故、鍼灸が効くのか、英語で説明できますか?

  • 西洋の現代医学と東洋医学のそれぞれ利点を英語で説明できますか?

  • 世界中のどこへ行っても、自信を持って鍼灸の施術を行うことができますか?

5つ以上答えられたらかなりの国際派鍼灸師

全問正解を目指しましょう!

Chapter 1 私たちが考える国際派鍼灸師の条件とは

はじめに、国際派鍼灸師ななるための条件について、私たちの考えを述べておきたいと思います。内容につきましては、私たちの実経験に基づく、私たちの考えですので、異なるご意見などもあるかも知れませんが、あくまでも、私たちの考え方ということで、予めご理解ください。

・ Shinkyu の特徴と利点に対する正しい認識
・ 丁寧で繊細な Shinkyu の高度な技術

・ 国際的な感覚と愛国心
・ プロフェッショナルとしての謙虚さと自信
・ 必要最低限の英語力

・ Shinkyuの特徴と利点に対する正しい認識

海外で鍼灸の臨床や教育活動を行う場合に、最もよく受ける質問の一つが、「日本の鍼灸と中国の針灸はどこが違うのか?」という質問です。そのため、海外で日本の鍼灸を専門として仕事を行う場合には、日本のShinkyuの特徴を明確に説明できるということ、そして、さらには、Shinkyuの利点について訴求力をもって説明できるということが必要となります。


・ 丁寧で繊細な Shinkyu の高度な技術

世界各地の鍼灸の専門家の多くが、日本のShinkyuの大きな特徴の一つは、丁寧で繊細であるということです。そのため、海外でShinkyuの施術に携わる場合には、丁寧で繊細であるというShinkyuの特徴に基づく高度な技術をもって、施術を行うことができるということが求められます。


・ 国際的な感覚と愛国心

国際的な感覚とは、世界規模、地球規模の社会性ということです。そして、国際的になるということは、これまでは、日本だけが自分の世界だったことから、世界が自分の世界に変わるということです。つまり、自分が生きる範囲が、世界規模、地球規模に変わるということですから、これまで自分の常識であったことが非常識に変わってしまう場合もありますし、逆の場合もあるかも知れません。そのため、社会性についても、日本規模の社会性から、世界規模の社会性を身に付けることが必要となってきます。日本には、「郷に入れば郷に従え」という諺がありますが、英語の諺にも、「When in Rome do as the Romans do.」(ローマではローマ人のするようにしなさい)という同様の諺があります。つまり、異なる文化を理解し、それを受け入れる意識と姿勢が重要であるということです。

一方、日本には、「旅の恥はかき捨て」という諺もありますが、海外に長期間滞在して仕事をする場合には、旅行をする場合とは異なり、周囲の人たちから「日本人」「日本人の鍼灸師」として見られることになります。そして、この場合には、恥をかき捨てるということはできません。同時に、日本で生活をしている時よりも、大幅に「日本」「日本人」ということを意識させられる環境に身を置くこととなることから、自国に対する愛国心を持ち続けていなければ、自分自身にとっても、周囲の人たちにとっても、どこの国の人なのかわからなくなってしまいます。そのため、海外において、日本のShinkyuの仕事に携わるためには、日本人として、日本の鍼灸師としての ”Identity”(アイデンティティ)をしっかりと持つということが、非常に重要な条件となります。

その上で、日本で受け継いだ専門的な知識と技術をもって、それぞれの社会に貢献することで、海外でShinkyuの仕事に携わる意味と意義が生まれてくるのではないでしょうか。


・ プロフェッショナルとしての謙虚さと自信

日本の鍼灸師が海外でShinkyuの仕事に携わる場合には、Shinkyuのプロフェッショナルという立場になりますから、プロフェッショナルとして、自信を持って仕事に臨む姿勢は不可欠であり、着実に結果を出していくことが必要です。一方、謙虚さと自信とは、一見すると相反するもののようですが、世界各地において、私たちが見てきた一流のプロフェッショナルたちは、いずれの分野においても、常に非常に謙虚な姿勢で仕事に取り組んでおられます。私たちも、レディース&ジェントルマンな日本人鍼灸師を目指しましょう。


・ 必要最低限の英語力

英語は、イギリスの言葉ですが、今日では、世界語として位置付けられています。一方、私たちの専門は鍼灸であって、英語の専門家ではありません。私たちは、英語の先生を目指しているのではありません。利用者の方々や海外の専門家との間で、コミュニケーションツールとしての英語を使うことができさえすれば、ネイティブのように話すことができなくても、仕事においては問題はありません。日本人は、ある意味で、生真面目過ぎる傾向があり、自信のなさから英語を話すことに抵抗を持っている人も少なくありません。しかし、国際派鍼灸師を目指すのであれば、最初は、「通じればいい」くらいに考えていた方が近道でしょう。一方、反対にいかに流暢で上手な英語を話すことができても、Shinkyuに関する高度な知識と技術を身に付けていなければ、国際派鍼灸師になることはできません。

・ Shinkyuの特徴と利点に対する正しい認識

海外で鍼灸の臨床や教育活動を行う場合に、最もよく受ける質問の一つが、「日本の鍼灸と中国の針灸はどこが違うのか?」という質問です。そのため、海外で日本の鍼灸を専門として仕事を行う場合には、日本のShinkyuの特徴を明確に説明できるということ、そしてさらにはShinkyuの利点について訴求力をもって説明できるということが必要となります。


・ 丁寧で繊細な Shinkyu の高度な技術

世界各地の鍼灸の専門家の多くが、日本のShinkyuの大きな特徴の一つは丁寧で繊細であるということです。そのため、海外でShinkyuの施術に携わる場合には、丁寧で繊細であるというShinkyuの特徴に基づく高度な技術をもって施術を行うことができるということが求められます。


・ 国際的な感覚と愛国心

国際的な感覚とは、世界規模・地球規模の社会性ということです。そして国際的になるということは、これまでは日本だけが自分の世界だったことから、世界が自分の世界に変わるということです。つまり、自分が生きる範囲が世界規模・地球規模に変わるということですから、これまで自分の常識であったことが非常識に変わってしまう場合もありますし、逆の場合もあるかも知れません。そのため社会性についても、日本規模の社会性から世界規模の社会性を身に付けることが必要となってきます。日本には「郷に入れば郷に従え」という諺がありますが、英語の諺にも「When in Rome do as the Romans do.」(ローマではローマ人のするようにしなさい)という同様の諺があります。つまり、異なる文化を理解しそれを受け入れる意識と姿勢が重要であるということです。

一方、日本には「旅の恥はかき捨て」という諺もありますが、海外に長期間滞在して仕事をする場合には、旅行をする場合とは異なり周囲の人たちから「日本人」「日本人の鍼灸師」として見られることになります。そして、この場合には恥をかき捨てるということはできません。同時に日本で生活をしている時よりも、大幅に「日本」「日本人」ということを意識させられる環境に身を置くこととなることから、自国に対する愛国心を持ち続けていなければ、自分自身にとっても周囲の人たちにとっても、どこの国の人なのかわからなくなってしまいます。そのため、海外において日本のShinkyuの仕事に携わるためには、日本人として日本の鍼灸師としての ”Identity”(アイデンティティ)をしっかりと持つということが非常に重要な条件となります。

その上で日本で受け継いだ専門的な知識と技術をもって、それぞれの社会に貢献することで海外でShinkyuの仕事に携わる意味と意義が生まれてくるのではないでしょうか。


・ プロフェッショナルとしての謙虚さと自信

日本の鍼灸師が海外でShinkyuの仕事に携わる場合には、Shinkyuのプロフェッショナルという立場になりますから、プロフェッショナルとして自信を持って仕事に臨む姿勢は不可欠であり、着実に結果を出していくことが必要です。一方、謙虚さと自信とは一見すると相反するもののようですが、世界各地において私たちが見てきた一流のプロフェッショナルたちはいずれの分野においても、常に非常に謙虚な姿勢で仕事に取り組んでおられます。私たちもレディース&ジェントルマンな日本人鍼灸師を目指しましょう。


・ 必要最低限の英語力

英語は、イギリスの言葉ですが、今日では世界語として位置付けられています。一方、私たちの専門は鍼灸であって英語の専門家ではありません。私たちは、英語の先生を目指しているのではありません。利用者の方々や海外の専門家との間でコミュニケーションツールとしての英語を使うことができさえすれば、ネイティブのように話すことができなくても仕事においては問題はありません。日本人はある意味、生真面目過ぎる傾向があり、自信のなさから英語を話すことに抵抗を持っている人も少なくありません。しかし、国際派鍼灸師を目指すのであれば、最初は「通じればいい」くらいに考えていた方が近道でしょう。
しかし、最終的には、先方の要望を的確に把握し、自分が伝えるべきことを正確に伝えられるようになることが必要です。一方、上手な英語を話すことができても、Shinkyuに関する高度な知識と技術を身に付けていなければ、それを活用することはできません。したがって、国際派鍼灸師になるためには、Shinkyuと英語の両方をマスターすることが必要です。

Chapter 2 Shinkyuの特徴と優位性

日本鍼灸とその特徴に対する理解を深めていただくために、私が諸外国での活動経験を通じて得た評価に基づき、日本鍼灸の特徴と利点に関する私見を述べておきたいと思います。内容については、あくまでも、私の経験に基づく私見であり、不足や誤りなどがあれば、何なりとご指摘いただければ幸いです。私がまとめた諸外国における日本鍼灸に対する主な評価は下記の通りです。

・ 丁寧で繊細

・ 日本と日本人に対する信頼性

・ 細い鍼灸針

・ 衛生的

・ 洗練性

・ 丁寧で繊細

日本鍼灸について、諸外国のお客様や生徒による最も高い評価は、圧倒的に「丁寧」で「繊細」であるということです。鍼灸の施術では、他人の体に対して、針を刺したり、灸には火 を使うため、丁寧で繊細ということは、とても重要な要素となります。特に、美容鍼灸では、お顔に対して針を刺すことが多くなるため、特に丁寧で繊細な技術 が求められます。そして、丁寧で繊細であるという理由から、昨今では、日本鍼灸の技術を学びたがる専門家が世界各地で増えています。

・ 日本と日本人に対する信頼性


海外に長く滞在すると実感することですが、”Japanese” ”made in Japan” ”from Japan” など、”Japan” ”Japanese” とつくだけで、世界中のどこへ行っても、その製品やサービスは「安心」で「安全」であり、同時に「一流」であると認知されていま す。”Japan”と ”Japanese” は、安定した「信頼のブランド」として認められているのです。ひとつの「国」として、このような事例は、世界中でも他にはありませ ん。そして、このような日本と日本人の実績と信頼性を背景として、チバソムの事例にも見られるように、日本鍼灸に対する注目や評価も高まり始めています。

・ 細い鍼灸針

日本鍼灸(Japanese Shinkyu)と中国針灸(Chinese acupuncture)を比較した場合に、その大きな違いのひとつは、臨床で一般的に使用される「針の太さ」が異なることです。中国では直径0.30㎜未満の針はおおよそ使用されていないことに対して、日本では、直径0.12㎜〜直径0.26㎜の太さの針が一般的に使用されています。そのため、細い針を使用するということも、日本鍼灸のひとつの特徴であると言えます。日本鍼灸(Japanese Shinkyu)で細い針が使用されている理由のひとつは、日本の針の製造技術が、比較的に早い時期から細い針の製造を可能としていたことが考えられます。そして、もうひとつの理由は、「管鍼法」と呼ばれる日本の刺針法が、細い針の刺針を可能としたことであると考えられます。

・ 衛生的

日本人の印象を表す言葉として、「清潔」(clean)ということがよく言われます。また、日本を訪れた外国人の中には、トイレの清潔さに驚く人が少なくあ りません。感染症予防の視点から、「清潔」という概念は、鍼灸の施術では基本的で重要な要素となります。そして、日本人の保健所の指導や日本人の専門家の 現場では、「清潔」ということが徹底されています。その典型的な例として、日本の現場では、使い捨ての針を使用することが主流となっています。使い捨ての 針は 日本鍼灸の衛生的という特徴を象徴するものですが、他にも、様々な器具、タオル、施術着などの全てにおいて、清潔ということについて細かく配慮されており、非常に衛生的であると評価されています。

 ・ 洗練性

日本の伝統的な文化、宗教、知識、技術などの多くは、日本や日本人がゼロから生み出したものではなく、中国から伝来し、長い時間の中で、上記のような日本人 の特性を通じて変化を遂げたものです。このような事実は、日本人が「質」や「完成度」を高めることに優れ、物事を洗練することを得意することを示しています。日本人には、ゼロから1を生む能力には乏しく不得手な傾向がありますが、反対に、1を100どころか1,000にまで高める能力を有しているというこ とでしょう。

鍼灸も、日本や日本人がゼロから生み出したものではなく、古代の中国に発祥した針灸が源流です。そして、日本と日本人は、長い時間をかけて、様々な独創的な手法や道具を生み出し、また、中国の針灸を洗練して、上記のような様々な独自性と洗練性を特徴とする「日本鍼灸」を作り上げました。全世界的において、現時点では、鍼灸の主流は中国式の針灸となっています。日本鍼灸を実践する専門家は、今のところはごく少数派であり、「量」の 面では、日本の鍼灸に優位性はありません。一方、上記のような独自性と洗練性から、日本の鍼灸は、「質」の面において優れた特徴と信頼性を持つ「洗練され た鍼灸」として、世界各地で認められつつあります。

Chapter 3 世界のShinkyu

2010年頃から、海外から私に仕事の依頼が来るようになりました。仕事の内容は、鍼灸治療と美容鍼灸に関する技術指導、および、依頼人に対する鍼灸治療と美容鍼灸の施術です。大きな出来事としては、タイのホアヒンにある「チバソム・インターナショナル・ヘルス・リゾート(Chiva Som International Health Resort)」からゲストセラピストとして招聘されたことです。チバソム・インターナショナル・ヘルス・リゾート(以下 チバソム)は、アジア最高峰のヘルスリゾートであり、世界中から訪れる、健康指向の高い富裕層のゲストが滞在し、健康と美の増進を目的とした様々な施術とプログラムが提供されています。

チバソムは、タイの元首相ブーンチュ・ロジャナスティン氏が提起し、タイのビジネス界との提携によって、2600万USドルもの費用を投じて開発され、アジア地域のヘルスリゾートとしては、世界で最も人気が高く、最も有名です。例えば、イギリスの「コンデ・ナスト・トラベラー」誌の読者投票においては、10年間にわたって世界のトップ3に選ばれ、2006年には、アメリカの「トラベル + レジャー雑誌」の読者投票で「ワールド・ベスト・デスティネーション・スパ」に選ばれています。

チバソムには、世界中から健康と美のスペシャリストが招聘され、200種類以上の施術とプログラムが提供されています。私は、2010年にゲスト・セラピストとして招聘され、以来、年に数回、2週間程度滞在し、期間限定で日本の鍼灸治療(Japanese Shinkyu)と美容鍼灸(Beauty Shinkyu)の施術を提供してきました。チバソムのようなヘルスリゾートは「健康と美の増進施設」ですから、私が招聘された大きな理由は、美容鍼灸という美容に関する特徴的な施術を行っていたからでしょう。チバソムには、例えば、一国の国王や女王、世界的企業の社長や役員、ハリウッドスターやスポーツ選手などの著名人なども普通に滞在しており、提供されるサービスは、常に「一流」であることが求められます。また、ゲストセラピストである私の場合には、期間限定で、長くても2週間程度しか施術を提供することができないため、常に「短期決戦」「真剣勝負」となります。

チバソムで仕事をしたことで、結果として、私は、日本の鍼灸の「凄さ」を知ることになりました。現代社会では、世界中の多くの人々が「ストレス」を抱えています。また、頭脳労働、パーソナルコンピュータやスマートフォンなどの電子機器の普及により、頚、肩、背中のこり、緊張性頭痛、眼精疲労、不眠などの症状に悩まされていますが、これらの症状に対して、西洋の現代医学には、決め手となる治療法がありません。また、チバソムのゲストは、基本的には健康志向の高い富裕層ですから、既に様々な治療や施術を受けていますが、鍼灸を受けたことはないというゲストは少なくありません。ありとあらゆる治療や施術を受けても悩みの症状が改善されない中、チバソムで日本の鍼灸を受けて感激するゲストを、私は何人も見てきました。

「腕が上がらなくてゴルフができない」と訴えるスイスの大企業の社長を2回の治療で治したことがありました。何年にもわたって足首に痛みがあり、「ロンドンとニューヨークとパリで最高の病院の院長に診てもらったが治らない」というご夫人を2回(2回目はフォローなので実際には1回)の治療で治したこともありました。このような経験を重ねるうちに、チバソムにおいて、私の治療と私自身の評判は大いに上がりました。そして、私がチバソムに招聘されて、今年(2019年)で10年目を迎えましたが、日本の鍼灸治療と美容鍼灸は、特に注目と人気の高いサービスの一つとなり、日本人の鍼灸師が常駐するまでになりました。

チバソムで仕事をする中で私が実感したことは、「鍼って凄い!」ということです。チバソムでは、世界中を飛び回ることなく、世界中の「トップ」「リーダー」と呼ばれる特別な人々にも施術を提供することができます。世界最高峰のヘルスリゾートを舞台として大成功を納めたことで、日本の鍼灸と自身の技術が「世界に通用する」という圧倒的な「自信」を持つことができました。また、美容鍼灸がきっかけとなって、私はチバソムに招聘されましたが、「治療」と「美容」のどちらにおいても、着実に「結果」を出すことが非常に重要であり、「鍼灸」は最大の力を発揮できるということを、実感として、あらためて学ぶことができました。

臨床英会話講座

現場で使える短いフレーズを覚えていきましょう

まずは短い決まり文句から

高級ホテルのスパで鍼灸師として勤務しているという想定で、様々なシーンでゲストとお話しする時に便利なフレーズを、決まり文句として覚えていきましょう。
短いフレーズを覚えておけば、とっさの時に慌てることなく、英語で対応することができます。

例えば、電話をとった時に、相手の言葉が英語であったら、どう答えれば良いでしょう?
こんな時は、Thank you for calling. How can I help you?(お電話有難うございます。ご用件を承ります)という短いフレーズを覚えておくと便利です。

電話で予約を受ける Vol. 1
Receiving a Reservation by Phone Vol. 1

日本語

お電話有難うございます、東京鍼灸院です。
ご用件を承ります。

こんにちは。今日の予約を取りたいのですが。
英語は話せますか?

少しだけでしたら。
どちらのトリートメントをご希望でしょうか?

鍼治療をお願いします。
何時が空いていますか?

15時が空いておいります。

良いですね。/ 大丈夫です。/ OKです。

 では、お部屋番号とお名前を頂戴できますでしょうか?
  

部屋番号は1234です。
鈴木と申します。

申し訳ありませんが、スペルをお知らせ頂けますでしょうか? 

はい。
S・U・Z・U・K・I、Suzukiです。

鈴木様、様有難うございます。
それでは、15時にスパの受付カウンターでお待ちしております。

有難う。
では後ほど。

では後程。

少しだけでしたら。
どちらのトリートメントをご希望でしょうか?

英 語
Thank you for calling. Tokyo Shinkyu Clinic.
How can I help you?

Hello. I would like to make a reservation today.
Do you speak English?

Just a little bit.
Which treatment would you like?

Acupuncture please.
When is available?

We have three o'clock available.

Sounds good. / That's fine. / OK.

So, could I have your room number and your name please?

My room number is 1234.
My name is Suzuki.

Excuse me.
Could you spell out your name please?

Okay.
S・U・Z・U・K・I, 
Suzuki.

Thank you very much Mr. / Ms. Suzuki.
See you at the spa counter at three o'clock.
  

Thank you.
See you later.

See you later.

Just a little bit.
Which treatment would you like?

要点と補足

Thank you for calling. は、「お電話有難うございます。」という意味で顧客からの電話では必ず使うので、ここで暗記してしまいましょう。

Do you speak English?” と聞かれて、自信を持って Yes. と言えない場合には、Just a little bit.(少しだけでしたら)と答えておきましょう。
Yes と答えてしまうと、先方はものすごく早口で話し始める可能性が高いため、とても危険です。

また、先方の話す速さが速過ぎる場合には、Could you please speak slowly?(ゆっくりとお話しいただけますか?)とお伝えすると良いでしょう。

available という言葉は、対応可能、受け入れ可能という意味で、簡単に言えば、大丈夫くらいの意味だと理解しておきましょう。
When is available? は、いつなら大丈夫かい?という意味ですから、例えば、3時にご予約ができる場合には、We have three o’clock available とお答えします。

Sounds goodは、それ、いいじゃんというような意味で、Okayと答えても良いのですが、知っていると意外に使えるので、ここで覚えておきましょう。

ゲストから何かを頂戴する必要がある場合には、could I have を使ってお伺います。
Could I have your room number and your name please? は部屋番号とお名前を尋ねる場合の言い回しですが、例えば、ゲストにサインをお願いする場合にも、Could I have your signature please? というようにお願いします。

世界中には、これまでに聞いたこともなく、絶対に覚えたり、書いたりすることができないような珍しい名前の人もいます。そのため、お名前のスペルの尋ね方を覚えておくと便利です。
Could you spell out your name please?

この場合に、Can you…. と言ってしまうと、丁寧さが失われてしまいますので、常にCould を用いることで、できるだけ丁寧で上品な英語を話すことを心がけましょう。Cloudと一緒にpleaseを使うと、さらに丁寧になります。

電話で予約を受ける Vol. 2
Receiving a Reservation by Phone Vol. 2

復習を兼ねた電話対応の応用編です
決まり文句は大丈夫ですか?

日本語

お電話有難うございます、東京鍼灸院です。
ご用件を承ります。

予約をお願いします。

有難うございます。
どちらのトリートメントをご希望でしょうか?

うーん、まだ決めていません。

それでしたら、お見え頂いた時に、最適なトリートメントをご一緒に決めましょう。

何時のご予約がご希望でしょうか?

今からはどうですか?

只今、施術者が全員塞がっております。
15時はいかがですか? 大丈夫です。

大丈夫です。
それでは、15時で。

有難うございます。
それでは、お部屋番号とお名前を頂けますか?

部屋番号は1234です。
鈴木と申します。

申し訳ありません。
スペルをお知らせ頂けますでしょうか?

はい。
S・U・Z・U・K・I、Suzukiです。

鈴木様、様有難うございます。
15時にスパの受付カウンターでお待ちしております。

有難う。
それでは後ほど。

それでは後ほど。

有難うございます。
どちらのトリートメントをご希望でしょうか?

英 語
Thank you for calling. Tokyo Shinkyu Clinic.
How can I help you?

Reservation please.

Thank you very much.
Which treatment would you like?

Well, I have not decided yet.

Then, we'll decide the best treatment when you come.
What time would you like to make a reservation?
   

How about now.

I'm sorry, therapist is not available now.
How about three o'clock? 

My room number is 1234.
My name is Suzuki.

Excuse me.
Could you spell out your name please?

My room number is 1234.
My name is Suzuki.

Excuse me.
Could you spell out your name please?

Okay.
S・U・Z・U・K・I, Suzuki.

Thank you very much Mr. / Ms. Suzuki.
See you at the spa counter at three o'clock.

Thank you.
See you later.

See you later.

Thank you very much.
Which treatment would you like?

要点と補足

Thank you for calling. は、電話対応の基本ですから、もう大丈夫ですね?

available は、使えるようになりましたか?
今回は、予約がいっぱいでお承りできない場合のお断りの言い回しです。
必ず、I am sorry を付けるようにして、I am sorry the thepist is not avaolable now.

何々はいかがでしょう?と尋ねたい場合には、How about を使って尋ねます。

とても頻繁に使う言葉でですから、could I have の使い方も復習しておきましょう。
Could I have your room number and your name please?

お名前のスペルの尋ね方もここで、しっかりと覚えてしまいましょう。
Could you spell out your name please?

講師陣プロフィール

世界で活動するプロフェッショナル

塾長 北川 毅
Takeshi Kitagawa

鍼灸師
一般社団法人 健康美容鍼灸協会 会長
一般社団法人 日本中医学会 評議員
チバソム・インターナショナル・ヘルス・リゾート(タイ) ゲストコンサルタント
YOJO SPA オーナー
 
美容を目的とした鍼灸の研究と実践を積み重ね、東洋医学の鍼灸に西洋医学の美容医療の理論と手法を融合させて美容鍼灸という新しい分野の鍼灸を確立する。国内外の鍼灸と美容の分野に美容鍼灸を提唱し、その概念を定着させた美容鍼灸の世界的な第一人者。合理的、安全、効果の高い美容鍼灸の施術の実現を目的として、従来の刺針法の常識を覆す二指推鍼法という刺針法、および、顔面部に対して多数の針を使用することを特徴とする養顔鍼法という美顔鍼の手法を創案。国内外で600人以上の専門家を育て上げた実績と世界各地に顧客を持ち、その技法は、現在、Japanese Beauty Shinkyu として、ヨーロッパ、北米、中南米、アジアなどの20カ国を超える国々で実践されている。

東京港区の YOJO SPA にて鍼灸の臨床に携わるかたわら、アジア最高峰のヘルスリゾートである「チバソム・インターナショナル・ヘルス・リゾート」(タイ)においてもゲストコンサルタントとして定期的に日本の鍼灸治療と美容鍼灸を行う。

世界のKitagawaとして、東洋医学、鍼灸、美容、スパに関する教育、執筆、翻訳、研究まで幅広く活動中。

副長 鈴木 洋
Hiroshi Suzuki

鍼灸マッサージ師 / 柔道整復師
日本オリンピック委員会医科学スタッフ
日本フェンシング協会 認定トレーナー
東京インターナショナル鍼灸院 麻布プレミア オーナー
日吉プライミー鍼灸整骨院 オーナー
キッズスポーツNPO法人 EveryBuddy 代表

パーソナルトレーナーとして、プロアスリートや芸能関係のクライアントを担当後、柔道整復師と鍼灸マッサージ師の免許を取得。多様な種目のチームやアスリートの治療とリハビリ・トレーニングを通して現場での経験を積み、2011年、神奈川県横浜市に、プライミー鍼灸整骨院を開業。2016年、東京都港区に、東京インターナショナル鍼灸院 麻布プレミア(麻布十番)を開業。現在では、日本代表アスリートの海外遠征に帯同する仕事が増え、世界大会の会場メディカルスタッフやアメリカ代表チームを担当するなど、外国人アスリートに施術を行っている。

本会会長の北川毅氏に師事し、「shinkyuを世界語に」という理念に賛同し、北川氏の海外活動に参加する傍ら、国際派鍼灸師養成塾副長として国際的に活躍できる鍼灸師の育成に取り組んでいる。

講師 田沼 智子
Tomoko Tanuma

日本厚生労働省認定 鍼灸師
セルビア厚労省・外務省・警視庁・労働局認定 鍼灸師
セルビア 代替・補完医療センター バランス・メディカ 日本鍼灸部門立ち上げスタッフ・鍼灸師

 ・インストラクター・講師 

イギリス ユングセンター
セルビア医療高等学校
セルビア代替・補完医療センター バランス・メディカ
セルビア医師会
セルビアBeauty Imigini
米国 ミネソタ大学
米国 クラフトン・ヒルズ大学
米国 サン・ベルナルディノ・コミュニティーカレッジ

講 師
マクギバン 美登利
Midori McGivern

マクギバン 美登利

ニューヨーク州鍼灸師、科学修士、ビジネス修士
米国ニューヨーク州鍼灸師

松本岐子スタイル、トリガーポイント療法に加え、米国美容鍼の第一人者シェリー・ゴールドスタインによるアドバンス美容鍼トレーニング修了。
パシフィックヘルス&サイエンス大学にて、科学修士(鍼専攻)を取得。現在、同大学院博士過程に在籍中。
ニューヨーク州立大学FITにて、ビジネス修士(コスメティック&フレグランスマーケテイング・マネジメント)を取得し、日本、米国、香港にて、ロレアルパリ、ランコム、シュウウエムラなどのマーケティング・ディレクターを歴任。
海外赴任中に大病を経験し東洋医学に助けられ、後に米国で鍼灸の世界に進む。